悪意しか感じない

今日のYahooニュースでこんな見出しが。

><残業代ゼロ>今国会成立を断念 政府・与党方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150729-00000079-mai-pol

えーっと・・・
この件、前回安倍さんが首相だった頃の7~8年前に一度騒ぎになった際にもmixiで書いたんだが、
個人的にはこの法案の主旨にはむしろ賛成なんだよねえ。

というのは、俺らの稼業の場合を例にすると・・・
俺と某妖精さんが1日かかるという見積のプログラム作成の作業を同時に貰ったと仮定して、
俺は朝9時から夕方5時までプログラムを作り終えて定時で帰ったけど
片や、妖精さんは定時どころか徹夜残業までして、それでも結局終わらなかったとする。
(少々極端ではあるが実際にあった話だったりするんだよね、コレw)
この場合、俺は見積通りの成果を残したのに対し、妖精さんの方は成果ゼロなんだが、
コレを作業時間だけで評価されてしまうと、妖精さんの方は残業代が出るが俺はゼロ。
物の見事に成果とそれに対する対価が逆転する。
さすがにコレではみんなやる気がなくなっちまうし、無駄にダラダラ残業する奴ばかりになって
会社としても人件費ばかりが増大して費用対効果も落ちる。
なので、時間だけの評価を改め、何を為したかで評価しようというのが主旨と理解していて、
これについて反対する理由はまったく無いんだな。

ただし、工場のラインで働いてる人とか店舗従業員の人なんかは
「時間=成果」と見るのが妥当であって、こういう仕事に従事してる人については
今まで通りの時間での評価の方が良いわけで、要は仕事の性質にもよるとも思ってる。

ただ、この主旨を正しく運用するには適正な見積と正しい結果判断が必須であって、
さっきの例だと、実は妖精さんの仕事が俺の3倍くらいの見積が適正だったとか、
妖精さんの方でやむにやまれぬ問題があって終わらせたくても終わらせられなかったとか、
そういう場合には単純な成果主義ではなく、ある程度のフォローも必要になる。
さらに言えば、経営者がどこぞのブラック経営者みたいな
「全力で走らせて、それを一週間続けさせれば、それは『無理』じゃなくなるんです」だの、
「お前らは生きるために仕事をしてるんじゃない。仕事をするために生きているのだ」だのと
訳の分からん事を言い出すような馬鹿だとそれこそ単なる「残業代ゼロ法案」になるだけで、
残念ながら今の日本はまだ経営者の側がそのレベルに達してないと思うんで、
結果反対というのが俺のスタンス。
これ、前述のmixiでも似たような例を出して同じ結論を書いたところ納得してくれた方も多くいたし、
今も考えは全く変わってない。

ともあれ、賛成反対はともかくとして、その当時から思ってたんだが
今回の変態新聞みたいにマスゴミが上記の主旨についてはろくすっぽ説明もしないまま、
「残業代ゼロ」ばかりを強調するのが個人的には実に気に入らない。
実際、上で書いたような主旨は前回の騒ぎの際も今回も説明されている訳で、
知らないというのであれば報道機関としてペケだと思うし、
承知のうえでこういう報道を恣意的にしてるのであれば、それ以前に人としてペケだろうと。
何つかその・・・どうも色々と胡散臭い何かを感じるなあ。
こういう恣意的としか思えないマスゴミ報道、ホントにどうにかならんのかねえ。いやはや。

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